SNSを開くと、誰かの成功が目に入ってきてその話題になることを耳にします。そして、それは昇進、独立、フォロワー増、結婚、出版、受賞などです。また、テレビのドラマなどでも場面の一部分で使われているところを目にしたことがあります。そして、それに対し「すごいな」と思うこともあると思います。しかし、一方で、自分でも驚くほど、他人の成功が刺さる瞬間があるようです。そして、そこで「嫉妬しているのかな?」、 「心が狭いのかな?」などと思ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、これは 脳の仕組みがつくり出す自然な反応のようです。つまり、脳は他人と自分を比較するように進化しており、SNSはその比較を最大化する構造になっています。そして、刺さるのはあなたの性格ではなく、脳の自動処理の結果のようです。
そこで、このブログでは、 なぜSNSで他人の成功が刺さるのかに注目することにしますた。そして、SNSでの他人の成功が刺さる理由、刺さりやすい人の特徴、刺さりにくくする方法について調べましたので以下に説明します。
SNSでの他人の成功が刺さる理由
脳は「比較」を自動処理するようにできている
- 社会的比較は生存戦略として進化しました。
- 他人の位置を把握することで自分の安全や立場を判断してきました。
- 脳は「自分より上か下か」を瞬時に判断します。
- SNSはこの比較ネットワークを常に刺激します。
→ 比較は“やめられない”のではなく“自動的に起こる”ものです。
SNSは「成功のハイライトだけ」を並べる構造
- SNSは成功・成果・幸福の“切り抜き”が集まる場所です。
- 現実では起こらない「成功の連続」を視覚的に浴びることになります。
- 脳は頻度をそのまま“現実”として認識します。
→ 他人の成功が多すぎる世界にいる錯覚が生まれます。
報酬系が「他人の成功」に反応する
- 側坐核(報酬系)は“自分の報酬”だけでなく“他人の報酬”にも反応します。
- 他人の成功を見ると、自分の報酬系が軽く刺激されます。
- しかし自分には報酬が入らないため、逆に不快感が生まれます。
→ 成功を見ると「嬉しいのに苦しい」という矛盾が起こります。
自己評価ネットワークが揺らぐ
- 前頭前皮質・帯状皮質は自己評価を司っています。
- 他人の成功は自己評価ネットワークを揺らしやすいものです。
- 「自分はどうだろう?」という自動比較が起こります。
→ 自己肯定感が一時的に低下します。
SNSは「距離の近い他人」を増やす
- 進化心理学では、比較は“距離の近い他人”ほど強く起こります。
- SNSは距離の近い他人(同業者・同年代・同じ界隈)を大量に可視化します。
→ 比較が強烈に働き、刺さりやすくなります。
刺さりやすい人の特徴
- 完璧主義傾向があります
- 自己評価が成果に紐づきやすい傾向があります。
- 達成欲求が強くあります。
- SNSを“情報収集”として使っています。
→ これらは性格ではなく脳の処理傾向です。
刺さりにくくする方法
① SNSの“距離”を調整する
- 同業者の投稿を見すぎないようにします。
- 情報の種類を変えます。例えば、学び系・趣味系などです。
② 自分の「軸」を明確にする
- 他人の成功は他人の軸と考えます。
- 自分の軸があると比較が弱まります。
③ 成功を“刺激”ではなく“データ”として扱う
- 「こういう人がこういう成果を出した」と客観的に扱います。
→ 感情ではなく情報として処理するようにします。
④ 自分の成功ログを作る
- 過去の達成を可視化すると自己評価ネットワークが安定します。
まとめ
ここまで、SNSでの他人の成功が刺さる理由、刺さりやすい人の特徴、刺さりにくくする方法について説明しました。まず、SNSでの他人の成功が刺さる理由について、脳は「比較」を自動処理する、「成功のハイライトだけ」を並べる構造、「他人の成功」に反応する、自己評価ネットワークが揺らぐ、「距離の近い他人」を増やすを説明しました。つぎに、刺さりやすい人の特徴について、4つの例を示しました。最後に、刺さりにくくする方法について、4つの方法を説明しました。
まず、SNSで他人の成功が刺さるのは、 脳が比較を自動処理する仕組みを持っているからでした。そして、以下に示すような理由がありました。
- SNSは成功のハイライトだけが並ぶ。
- 報酬系が他人の成功に反応する。
- 自己評価ネットワークが揺らぐ。
- 距離の近い他人ほど比較が強くなる。
そして、刺さるのは性格ではなく脳の構造でした。つまり、自分が弱いのではなく、脳が正常に働いているだけですした。そこで、大切なのは、比較をやめることではなく、比較が起こりにくい環境をつくることでした。つまり、SNSとの距離、情報の種類、自分の軸を整えることで、他人の成功は“刺さるもの”から“参考になるもの”へ変わっていくものと思われます。なお、私はこのような関係にSNSをほとんど見ないので、他人の成功が刺さることはありません。しかし、このような成功を取り上げる人は、次から次へと取り上げているような気がします。そのため、そのような人はSNSとの距離を取った方が対策になるような気がしました。

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