旅行のお出かけ先やイベントで写真を撮ってもらうことがあります。そして、その後、写真に写った自分の顔を見て『えっ、私ってこんな顔だっけ…?』なんか違うと感じたことがありませんか? そして、それは、鏡を見ているときは気になりません。それなのに、写真になると急に顔が歪んで見えたり、老けて見えたりします。そして、このように強い違和感を覚える人はとても多いようです。そこで、『私って写真写りが絶望的に悪いのかも…』と考えてしまう。もしくは、『実物はもっとマシなはずなのに…』と考えてしまいます。そして、落ち込んでしまうかもしれませんが、安心してください。
しかし、写真の自分に違和感があるのは、不細工だからでも写真写りが悪いからでもないようです。それは、脳が『左右反転した見慣れた自分(鏡の顔)』を本物だと強力に思い込んでいるから発生する、心理的・物理的な錯覚のようです。
このブログでは、『なぜ写真の自分に違和感があるのか』に注目することにしました。そして、自分の写真に違和感を感じる理由、違和感を減らす対処法について調べましたので以下に説明します。
自分の写真に違和感を感じる理由
理由①:心理学「単純接触効果」と「左右非対称」の罠
1つ目の理由は、心理学の要因です。以下の説明します。
- 私たちは「鏡に映った自分(左右反転)」しか見ていない
- 人の顔は完全な左右対称ではなく、誰もが微妙に左右非対称です。
- 単純接触効果(ザイオンス効果)
- 人は「見慣れているもの」に好意や親近感を抱く心理傾向があります。
- あなたが人生で何千回・何万回と見続けてきたのは「鏡に映った左右反転の顔」です。
- 脳が起こす違和感アラート
- 写真に写る「他人から見た本当の顔(非反転)」を見ると、脳は「いつも見慣れている自分の顔と微妙に違う=不自然・変だ」と認識してしまいます。
- 逆に、友人から見れば「写真のあなた」こそが見慣れた顔であり、まったく違和感はありません。
理由②:カメラレンズの物理的な歪み(光学的な視点)
2つ目の理由は、物理の光学的の要因です。以下の説明します。
- スマホカメラ(広角レンズ)の特性
- スマホのカメラは狭い場所でも広く撮影できるよう「広角レンズ」が使われています。広角レンズは中心部が膨らみ、端が引っ張られる特性(樽型歪み)があります。
- 焦点距離による顔の変化
- 近距離で自撮りをすると、鼻が大きく写り、耳や輪郭が奥に引っ込んで顔の立体感が崩れます。
- 「立体(3D)」から「平面(2D)」への圧縮
- 人間は両目で立体として見ているが、写真は片目のレンズで切り取った「平面」です。光の当たり方(ライティング)によって影のつき方が変わり、普段より顔が平坦や老けて見えやすくなります。
理由③:「静止画」と「動画(表情)」の違い
3つ目の理由は、静止画と動画の違いという要因です。以下の説明します。
- 顔は常に動いている
- 私たちが日常や鏡で見ている自分の顔は、まばたきや表情の変化が伴う「動的なもの」です。
- 写真は「一瞬のフリーズ」
- 写真は会話の途中の半目や、一瞬の表情の崩れをトリミングしてしまうため、不自然に見えやすくなります。
「写真の自分」の違和感を減らす対処法
- 「他人は自分の写真を違和感なく見ている」と知る
- 変に見えているのは「自分の脳だけ」だと割り切ります。
- 少し離れた位置から「望遠(ズーム)」で撮る・撮ってもらう
- ドアップで撮らず、少し引きの状態でズーム(2〜3倍)を使って撮るとレンズの歪みが劇的に減ります。
- 写真を「左右反転」してみる
- 写真を編集アプリで左右反転させると、「見慣れた鏡の自分」になり一気に違和感が消えます。
- 「キメ顔」ではなく「自然な笑顔」を意識する
- 緊張して顔が強ばると静止画としての不自然さが増します。そのため、吐く息に合わせてリラックスするようにします。
まとめ
ここまで、自分の写真に違和感を感じる理由、違和感を減らす対処法について説明しました。まず、自分の写真に違和感を感じる理由について、「単純接触効果」と「左右非対称」の罠、カメラレンズの物理的な歪み、「静止画」と「動画」の違いを説明しました。つぎに、違和感を減らす対処法について、4つの対処方法を説明しました。
まず、写真の自分に違和感があるのは、不細工だからでも写真写りが悪いからではありませんした。そして、そこには以下に示す3つの理由がありました。
- 心理学の理由: 脳が『鏡に映る見慣れた自分(左右反転)』を正解としています。そのため、本当の顔(非反転)を見ると違和感を覚えます。(単純接触効果)
- 光学的な理由: スマホの広角レンズによる歪みや、3Dから2Dへの圧縮によって顔の形が変化しています。
- 周囲の視点: 周りの友人や家族にとっては『写真のあなた』こそが見慣れた魅力的な顔です。
そのため、写真を見て『うわ、変だな…』と感じたとき、落ち込む必要は一切ありません。それは、あなたの脳が『いつもの顔(鏡)』を愛しすぎているだけだからでした。そして、他人が見ているあなたの姿は、あなたが写真を見て感じているような不自然なものではなく、いつものあなたそのものです。そして、次に写真を見たときは、『あ、脳が単純接触効果でバグ起こしてるな』と笑い飛ばすことができれば、楽になると感じました。

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