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気分が悪いのに覗いてしまう。私たちが「ネット炎上」を見てしまう3つの心理学的理由

心理
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 スマホを開くと、今日もどこかで「ネット炎上」が起きています。そこでは、赤の他人が激しい言葉で叩かれていたり、誰かと誰かが泥沼の論争を繰り広げていたりしています。そして、「見ても嫌な気持ちになるだけ」「時間の無駄」と頭では分かっています。しかし、ついトレンドをタップして、最後の1文字までタイムラインを追ってしまった経験はありませんか?

 そして、見終わって、「あんな不毛なものに時間を使っちゃったんだろう」なったことはないでしょうか? そこで、ちょっとした自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。しかし、あなたが炎上を見てしまうのは、あなたの性格が悪いからでも、野次馬根性が異常だからではないようです。そして、そこには脳に、炎上を「見ずにはいられない強力なプログラム」が組み込まれているからのようです。また、SNSのシステム自体が、人間のこの弱みを突いてインプレッションを稼ぐように設計されています。このような構造的な原因であるプラットフォームの罠もあります。なお、ここでは構造的な原因には触れません。

 そこで、このブログでは、私たちが炎上を見てしまうことに注目しました。そして、炎上を見てしまう理由、炎上見ることでの影響、対処法について調べましたので以下に説明します。脳のバグの正体を知り、不毛な情報から一歩距離を置くためのヒントを提供することを目指しています。

脳と本能がハックされている?炎上を見てしまう3つの理由

脳のご褒美物質「シャーデンフロイデ」の誘惑

 他人の不幸や失敗に対して、無意識に快感を覚えてしまう「シャーデンフロイデ」という感情があります。

  • メカニズム: 自分より優れた人や、調子に乗っている(ように見える)人が引きずり下ろされるのを見ます。すると、脳の報酬系(側坐核)が刺激され、快楽物質である「ドーパミン」が分泌されます。そこで、脳が「もっとこの快感が欲しい!」と欲するせいで、炎上を追う手が止まらなくなります。

人類が生き残るために培った「脅威・タブーへの警戒本能」

 集団のルールを破る個体や、周囲に敵を作るようなトラブルの情報があります。それは、原始時代、自分の生死に関わる重大なニュースでした。

  • メカニズム: 人間には、生存確率を上げるために「ネガティビティバイアス」というものが備わっています。これは、「ネガティブな情報(危機や逸脱者)」に野生の勘として過剰に反応するものです。また、現代の脳も、炎上を「社会的な脅威」と見なします。そして、本能的に「学習・警戒せよ」と視線を釘付けにさせています。

手軽に正義感を満たせる「社会的処罰欲求」

 ルールを破った身勝手な他者を「罰したい」と思う心理(利他的罰や第三者罰)があります。

  • メカニズム:間違った人を叩く」という行為は、歪んだ快感(正義中毒)を生み出します。つまり、脳内で「自分は正しいことをしている、社会に貢献している」と感じています。そのため、自分が直接書き込まなくても、誰かが代わりに論破しているのを見るだけ感じます。つまり、スカッとする疑似体験を得られるため、コンテンツとして消費してしまいます。

あなたの「炎上消費度」チェックリスト

 炎上の野次馬としてエネルギーを吸い取られているかを確認するチェックリストです。

  • □ SNSを開くと、まず「トレンド」や「おすすめ」の争いごとを探してしまう
  • 炎上している本人のアカウントだけでなく、批判しているリプライ(クソリプ)まで熟読する
  • 「これ、絶対に炎上するだろうな」という投稿を見つけると、少しワクワクする
  • ネットの揉め事を見ていると、1時間くらいがあっという間に過ぎている
  • 見終わった後、心の中がモヤモヤしたり、現実の生活にどっと疲れを感じたりする
【ポイント】

 3つ以上当てはまる場合、アルゴリズムに脳の「刺激を求める回路」がハックされているようです。そして、これは意識的に情報ダイエットを始めるサインです。

脳のバグに騙されない!「炎上ウォッチャー」から抜け出す方法

 炎上は、見るだけで私たちのメンタルと貴重な時間をじわじわと削っていきます。そこで、脳のプログラムに対抗するための実践的なアプローチを以下に示します。

「3秒ルール」でブラウザを閉じる:

 「あ、揉めてるな」と察知した瞬間が勝負です。そこで、詳細をタップする前に3秒数えます。そして、画面をホームに戻すかスマホを裏返します。これで、脳がドーパミンを欲しがる最初の衝動さえやり過ごせば、覗きたい欲求はスッと引いていきます。

SNSの「ミュート・ブロック機能」を徹底的に最適化する:

 特定の「炎上系インフルエンサー」や、過激な言葉(「胸糞」「引いた」「クズ」など)をあらかじめミュートワードに設定します。そもそも目に入らない環境(デジタル環境の整理)を作ることが最も強力な防御壁になります。

リアルな「小さな達成感」で脳を満たす:

 脳が炎上を求めるのは、手っ取り早く刺激や承認欲求を得たいからです。そこで、その代わりに自分のコントロール下にある健全な行動をします。例えば、「お気に入りの本を1章読む」「部屋の掃除を5分だけする」「美味しいコーヒーを淹れる」などです。そして、これらの行動で脳にドーパミンを与えるようにします。

まとめ

 ここまで、炎上を見てしまう理由、炎上見ることでの影響、対処法について説明しました。まず、その理由について、シャーデンフロイデの誘惑脅威・タブーへの警戒本能社会的処罰欲求を説明しました。つぎに、その影響について、5つのチェック項目をあげ説明しました。最後に、対処法について、3つの脳のバグに騙されないようにする方法を説明しました。

 まず、炎上を見てしまうのは、性格が悪いからでも、野次馬根性が異常だからではありませんでした。そこには、脳に炎上を「見ずにはいられない強力なプログラム」が組み込まれているからでした。つまり、脳が「刺激」と「本能的な警戒」を求めて自動で動いてしまっているからでした。

 しかし、他人の失敗や怒りのエネルギーに、貴重な時間を1分でも差し出すのはもったいないことです。そこで、次に炎上が目に入ったら、客観的に自分を観察するようにします。そして、「お、脳がバグってしまっているな」と自覚するようにします。そこで、そっとスマホを置いて、温かい飲み物でも飲みながら、あなた自身を幸せにするためにその時間を使うようにします。炎上しているサイトの運営者以外は良いことはないと思われます。書かれた人は傷ついているかもしれません。そして、書きこみをすることで訴訟される可能性もあります。対応策をして触れないようにすることが沈静化のための良い方法と思いました。

 

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