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「オピニオンリーダー」「コメンテーター」「アナリスト」の違いって何?

文化
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 テレビのニュース番組やSNSの見ているとき、こんな風に思ったことはありませんか? 例えば、この人の発言は、個人的な感想?それとも裏付けがあるデータなの? また、その人の肩書きは、オピニオンリーダーコメンテーターアナリストなど様々です。ただし、コメンテーターの場合が多いような気がします。

 しかし、これら人達の違いを明確に説明できる人は少ないのではないような気がします。そして、この3つの違いを知ることは、現代を生きる私たちにとって重要な「情報を見極める力」に直結しているようです。そこで、今回はこの3つの違いに注目することにしました。なお、以前のブログで次のようなブログを書いています。ニュースで聞く「有識者」ってどんな人?「専門家」や「コメンテーター」との決定的な違い

 このブログでは、これら3つの役割や発言のベースにあるものの違いを中心に調べました。加えて、なぜこれを知ることが重要かについて説明しました。そして、「誰の、どの言葉を信じるべきか」が自分で判断できるようになることを目指しています。

3つの違いの比較

「オピニオン(意見・思想)」とは?

  • 説明: オピニオンとは、一言で言えば「個人の信念や価値観に基づく『主張』」です。そして、オピニオンリーダーとは、特定の集団や社会において、人々の意見、購買行動、意思決定に強い影響を与える人物を指します。
発言のベース

 発言のベースは、客観的なデータではありません。つまり、その人がこれまで培ってきた経験、倫理観、あるいは政治的な思想等がベースになります。そのため、「何が正しいか(正解)」ではなく、「私はどう考えるか」が語られます。

主な役割

 世の中に新しい視点を提供し、議論を巻き起こすことです。そこで、「そういう見方もあるのか!」という気づきを読者に与えるのがオピニオンの価値です。

【具体例】テーマ「リモートワークと出社」:オピニオンの発言

 私は、週5日完全出社に戻すべきだと考えます。なぜなら、対面の雑談からしか真のイノベーションは生まれないからです。効率だけを求めるビジネスは、長期的には人間の創造性を殺してしまいます。そして、これは、データではなく、本人の「ビジネス論・人間論」を語っています。

「コメンテーター(共感・代弁)」とは?

  • 説明: コメンテーター(Commentator)とは、「視聴者(世間)の感情や常識を『代弁する人』」です。
発言のベース

 その分野の専門知識よりも、「一般的な感覚」「世論の空気」「共感」がベースになります。例えば、テレビのワイドショーなどで、視聴者がニュースを見て「えっ、それってどうなの?」と思った瞬間に、その気持ちを言語化するのが仕事です。

主な役割

 専門的で難しいニュースを一般の感覚まで噛み砕きます。そして、番組に「親しみやすさ」や「味付け」を加えることです。つまり、議論を白熱させたり、逆に場を和ませたりする潤滑油の役割を果たします。

【具体例】テーマ「リモートワークと出社」:コメンテーターの発言

 完全出社に戻るって言われます。すると、子育て世代の親御さんや、せっかく通勤ラッシュから解放された会社員の方からすれば、『え〜、またあの満員電車に乗るの?』ってガッカリしてしまう。会社側の気持ちも分かりますけど、もう少し柔軟にしてほしいというのが本音じゃないでしょうか
 つまり、専門的な分析ではなく、当事者の「感情や本音」に寄り添っているものになります。

「アナリスト(分析・事実)」とは?

  • 説明: アナリスト(Analyst)とは、「客観的なデータや専門知識に基づく『分析者』」です。
発言のベース

 主観や感情を極力排除した、統計データ市場動向過去の事例専門理論がベースです。例えば、証券アナリストやデータアナリスト、各種シンクタンクの研究員などがこれに該当します。

主な役割

 複雑な因果関係をロジカルに紐解きます。例えば、「過去にこうだったから、次はこうなる可能性が高い」などです。そして、客観的な事実の解説と予測を伝えます。

【具体例】テーマ「リモートワークと出社」:アナリストの発言

 〇〇研究所が国内企業3,000社を対象に行った調査によると、週3日以上の出社を取り入れた企業は、完全リモート企業に比べて新卒社員の離職率が15%低いというデータが出ています。これは社内エンゲージメントの向上が要因と考えられ、今後もこの『ハイブリッド型』へ移行する企業が市場の約6割を占めると予測されます。

 つまり、自分の意見ではなく、あくまで「データとそこから導き出される予測」を語っています。

なぜ今、この違いを知ることが重要なのか?

現代人は「オピニオン」を「アナリストの分析」と誤認しやすい

 SNS(特にXなど)では、強い言葉で語られる「オピニオン(主観)」があります。そして、あたかも「アナリストの分析(客観的事実)」であるかのように拡散される傾向があります。

注意したい罠:

 声の大きいインフルエンサーの「私はこう思う(オピニオン)」を、「これが社会の真実なんだ(アナリストの分析)」と真に受けてしまうと、偏った情報に支配されてしまいます。

情報をインプットする際の「3つの引き出し」

 明日からニュースを見る際、頭の中で以下の3つの引き出しに分けて入れます。

  • 感情的に共感したい、世間の本音を知りたいとき ➔  コメンテーターの意見を聴く
  • 客観的な事実、ビジネスの予測を知りたいとき  ➔  アナリストのデータを読む
  • 新しい視点や、思考の深掘りをしたいとき    ➔  オピニオン(思想)に触れる

 「誰が、どのスタンスで話しているか」を分類します。それにより、ネットの溢れる情報に振り回されず、冷静にニュースを読み解くことができるようになります。

まとめ

 ここまで、3つの役割や発言のベースにあるものの違い、知ることが重要性について説明しました。まず、その違いについて、「オピニオン(リーダー)」「コメンテーター」「アナリスト」を説明しました。次に、知ることの重要性について、現代人は「オピニオン」を「アナリストの分析」と誤認しやすい情報をインプットする際の「3つの引き出し」を説明しました。

 まず、オピニオンリーダーコメンテーターアナリストは、その役割の違いでした。そして、「アナリストが一番偉くて、コメンテーターは不要」というものではありませんでした。そのため、コメンテータの出演回数が多く、アナリストの出演回数が少ないのは役割の違いによるものだと納得しました。そのため、データ部分については、アナリスト、一般的な意見はコメンテータという意識をもってニュースを見るとより正確な情報を得られるような気がしました。また、アナリストは、以前のブログで書いていた「専門家」にあたるような気がしました。そのため、大まかな分類を意識して、内容を吟味するする必要があるような気がしました。

 

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