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「ありがとう」と言われると逆に気まずい時がある理由

心理
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 普段、「ありがとう!」と言ったり、言われたりします。普通は、「どういたしまして!」などと返事をしたり、してもらったりします。ただし、「ありがとう」と言われた瞬間、なぜか少し気まずくなったり、どう返せばいいか迷ったりすることがあります。

 そして、本来なら嬉しいはずの言葉です。しかし、なぜか何か落ち着かないことがあります。そして、この“微妙な違和感”には、私たちの脳が持つ 承認・評価・対人関係の心理 が深く関わっているようです。そこで、今回はこの点に注目することにしました。

 このブログでは、「ありがとう」と言われると気まずくなる理由について、その要因について調べましたので以下に説明します。

「ありがとう」が気まずいのは“自己評価ギャップ”が生まれるから

 人は、自分が思っている「自分の価値」と、他者からの評価がズレると 心理的な違和感を感じます。そして、これは、認知的不協和と呼ばれています。例えば、以下のようなやり取りがあります。

  • 自分「たいしたことしてないのに…」
  • 相手「ありがとう!助かったよ!」

 このギャップが、「そんなに褒められるほどじゃないのに…」 という気まずさを生むのです。特に、自己肯定感が低い人ほどこのギャップが大きくなります。そして、褒め言葉や感謝を“過大評価”として受け取ってしまいます。

返報性のプレッシャー:「何か返さなきゃ」が生まれる

 社会心理学には、返報性の原理というものがあります。それは、以下のような“無意識の義務感”です。

  • 何かしてもらったら返さなければならない
  • 感謝されたら、次はこちらが何かしなければならない

 そして、「ありがとう」と言われると、脳は自動的に “負債を負った” と感じます。その結果、「どう返せばいいんだろう…」というプレッシャーが気まずさとして現れます。

褒められること自体がストレスになる

 褒められることに慣れていない人は、褒められる、感謝される、評価されるといったポジティブな言葉に対しても、緊張・不安・気まずさ を感じやすい傾向があります。これは、「評価される=期待される」と脳が解釈し、負荷を感じるためです。

「ありがとう」を“距離の縮まり”として感じる人もいる

 感謝の言葉は、心理的距離を縮める効果があります。しかし、人見知り、内向型、対人不安が強い、HSP気質などの人は、距離が急に縮まることにストレスを感じてしまいます。そのため、「ありがとう」=距離が近づく → 気まずいという反応が起きます。

「ありがとう」が“評価”として聞こえてしまう場合

 感謝の言葉は、「あなたは良いことをした」という評価のメッセージを含んでいます。そして、評価されることは、期待される、次も同じようにしなければならない、失敗できないというプレッシャーにつながります。そのため、気まずさや緊張を生むことがあります。

まとめ

 ここまで、「ありがとう」と言われると気まずくなる理由について、説明しました。そこでは、“自己評価ギャップ”が生まれるから「何か返さなきゃ」が生まれる褒められること自体がストレスになる「ありがとう」を“距離の縮まり”として感じる人もいる「ありがとう」が“評価”として聞こえてしまう場合を説明しました。

 まず、「ありがとう」と言われて気まずくなるのは、決して性格が悪いわけでも、コミュニケーションが苦手なわけでもありませんでした。そして、そこには、以下のような、誰にでも起こりうる心理メカニズムが働いていました。

  • 自己評価ギャップ
  • 返報性のプレッシャー
  • 褒められることへの耐性の低さ
  • 心理的距離の変化
  • 評価への緊張

 そして、この状況は、むしろ、相手の気持ちを丁寧に受け取ろうとする“繊細さ”の表れとも言えます。私は、ありがとうと言われて気まずくなることがありました。その際には、自己評価のギャップや褒められることへの耐性の低さが大きく影響しているような気がしました。

 

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