テレビで時々「認知症の特集」がされることがあります。そこで、「最近物忘れが増えたけど、これって認知症?」等の質問があるシーンがありました。それは、何となく「物忘れ」が認知症の特徴として報道されてきた影響の気がします。そして、物忘れだけではないようだという情報が流れます。すると、「認知症って結局どんな病気なの?」という疑問を持つようになるような気がします。
まず、認知症は“歳のせい”ではないようです。脳の病気によって認知機能が低下する状態のようです。そして、記憶力だけでなく、判断力・理解力・日常生活の能力にも影響が出るもののようです。
そこで、このブログでは、認知症とはどういうものかについて注目することにしました。そして、認知症の定義、物忘れとの違い、主な症状、種類と特徴、初期症状、原因と危険因子について調べましたので以下に説明します。
認知症とはどんな病気?
認知症とは、脳の神経細胞が病気によって障害され、認知機能が持続的に低下し、生活に支障が出る状態です。(厚生労働省 )そして、ポイントは以下の3つです。
- 脳の病気による障害(老化ではない)
- 認知機能が後天的に低下する
- 日常生活に支障が出る
また、日本では高齢化に伴い、65歳以上の約12%が認知症と推計されています。(政府広報オンライン )
加齢による物忘れと認知症の違い
加齢による物忘れ
- 体験の一部を忘れる
- 忘れた自覚がある
- ヒントがあれば思い出せる
- 日常生活に大きな支障はない (政府広報オンライン )
認知症による記憶障害
- 体験そのものを忘れる
- 忘れた自覚がない
- ヒントがあっても思い出せない
- 日常生活に支障が出る (脳の病的変化による障害 )
認知症の主な症状(中核症状とBPSD)
症状は大きく、「中核症状」と「行動・心理症状」の2つに分類されます。
中核症状
まず、中核症状は脳の病変が直接引き起こす症状です。例えば、以下のような症状があります。
行動・心理症状(BPSD)
そして、行動・心理症状は、環境や心理状態によって現れる症状です。また、これには以下のような症状があります。
- 妄想(もの盗られ妄想など)
- 幻覚(幻視・幻聴)
- 徘徊
- 不安・抑うつ
- 昼夜逆転
認知症の主な種類と特徴
認知症は“ひとつの病気”ではなく、複数の原因疾患の総称です。例えば、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などです。
アルツハイマー型認知症(最も多い)
- アミロイドβなどの異常タンパク質が蓄積
- 海馬から萎縮が進む
- 最近の記憶から失われる
血管性認知症
- 脳梗塞・脳出血などが原因
- 障害部位によって症状が異なる
- 階段状に進行する
レビー小体型認知症
- 幻視が特徴
- パーキンソン症状(手足の震えなど)
- 日内変動が大きい
前頭側頭型認知症
- 感情の抑制が効かない
- 社会的ルールが守れなくなる
認知症の初期症状の例
ここで、政府広報オンラインによる代表例を以下に示します。
- 同じことを何度も言う
- しまい忘れ・置き忘れが増える
- 約束の日時を間違える
- 慣れた道で迷う
- 怒りっぽくなる
- 不安が強くなる
- 意欲が低下する
そして、複数当てはまる場合は早期相談が推奨されています。
認知症の原因と危険因子
主な原因
- 神経細胞の変性(アルツハイマー病など)
- 脳血管障害(脳梗塞・脳出血)
危険因子
- 加齢(最大の危険因子)
- 高血圧・糖尿病・喫煙
- 高コレステロール (日本認知症総合対策推進機構 )
認知症は早期発見が重要
- MCI(軽度認知障害)の段階で気づけば進行を遅らせられる可能性
- 新しい治療薬(抗アミロイドβ抗体薬)も登場 (政府広報オンライン )
まとめ
ここまで、認知症の定義、物忘れとの違い、主な症状、種類と特徴、初期症状、原因と危険因子について説明しました。まず、認知症の定義について、脳の神経細胞が病気によって障害され、認知機能が持続的に低下し、生活に支障が出る状態を説明しました。つぎに、物忘れとの違いについて、それぞれの違いを説明しました。つづいて、主な症状について、中核症状と行動・心理症状の2つについて説明しました。更に、種類と特徴について、主な4つの種類について説明しました。続いて、初期症状について、政府広報オンラインによる代表例を紹介しました。最後に、原因と危険因子について、主な原因、危険因子、早期発見が重要を説明しました。
まず、認知症は、脳の病気によって認知機能が低下し、生活に支障が出る状態でした。そして、加齢による物忘れとは異なり、進行性であり、早期発見と適切な対応が重要でした。また、種類によって症状や進行の仕方は異なりました。しかし、共通して「記憶・判断力・理解力・実行機能」が影響を受けるものでした。そして、認知症は“誰もがなり得る病気”でした。それゆえ、正しく理解し、早めに向き合うことが重要でした。そして、周りの人に思い当たる行動が気になったら、初期症状の例を確認してよくわからない時は、病院に相談に行った方が良いような気がしました。

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