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買い物の後、頼んでもいないのに「おまけ」を貰うと、逆に損した気分になるのはなぜ?

心理
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 買い物をしたあと、店員さんが「これ、おまけです」と渡してくれることがあります。しかし、 本来なら嬉しいはずなのに、なぜか心の中にモヤっとした違和感が残ることがあります。もちろんうれしいと感じることはあります。しかし、「え、なんで?」、 「別に欲しくなかったのに…」と感じることもあります。そして、「なんか損した気分になる…」こともあります。

 そして、この感覚は、決してあなたの性格がひねくれているわけではないようです。つまり、“頼んでいない好意”を受け取ると、脳が複雑な計算を始め、結果として「損した気分」が生まれることがあります。

 そこで、本ブログでは、おまけをもらったのに嬉しくない理由について、返報性の法則認知的不協和価値の再評価、脳でのおまけの違和感、対処法などについて調べましたので以下に説明します。

「おまけ=得」のはずなのに、なぜ“損した気分”が生まれるのか

 まず、おまけは本来、プラスの価値になるものです。しかし、それなのに、なぜか心が落ち着かないことがあります。そして、この違和感は、 脳が「価値」「交換」「関係性」を自動的に計算するために起こります。

返報性の法則:もらうと“返さなきゃ”が発動する

 心理学で有名な返報性の法則(Reciprocity)があります。つまり、人は、相手から何かを受け取ると、無意識に「返さなきゃ」というプレッシャーを感じます。
 なお、返報性の法則とは、他者から親切や好意を受けた際、「お返しをしなければ申し訳ない」と感じる心理作用です。

頼んでいない好意は“負債”になる

 なお、おまけは「こちらが求めていない好意」です。そのため、脳はそれを“返すべき負債”として扱います。例えば、もっと買えばよかった? 次もこの店を選ばないといけない? 何か期待されている?などです。こうした無意識の負担が、「損した気分」を生みます。

好意の押し売りはストレスになる

 返報性は本来ポジティブです。しかし、“望んでいない好意”はストレスになります。それゆえ、おまけが嬉しくないのは、「返報性の負荷」が発生しているからになります。

認知的不協和:価値と感情がズレると不快になる

 認知的不協和とは、 「自分の感情と状況が一致しないと不快になる」という心理現象です。

おまけの価値が自分の期待とズレる

 たとえば、 高い商品を買ったのに、 おまけが安っぽいものだった場合には、脳はこう判断します。「高い買い物をした、なのに、おまけの価値が低い」、「期待と現実がズレている」などです。そして、このズレが不快感を生みます。

“いらないもの”をもらうと不協和が強くなる

 自分の好みと合わないおまけは、 価値のズレがさらに大きくなります。そして、結果として、 「損した気分」が強まります。

価値の再評価:おまけが“本体の価値”を下げることがある

 行動経済学では、 “付加価値が本体の価値を下げる”という現象が知られています。そして、この現象について以下に説明します。

おまけが「本体の価値を補填しているように見える」

 おまけがつくことで、 脳はこう推測することがあります。例えば、「この商品、価値が弱いからおまけをつけている?」、「本体だけでは満足できないのでは?」などです。そして、結果として、 本体の価値が下がったように感じられます。

無意識の「損得計算」が働く

 おまけの価値が低いと、 脳は「本体の価値を補填できていない」と判断してしまいます。そして、 損した気分が生まれます。

脳科学的に見る「おまけの違和感」

 脳は“予測”を非常に重視します。そこで以下のようなことが起きます。

予測外の好意はストレスになる

 おまけは「予測外の報酬」です。また、予測外の報酬は、 ドーパミンの処理が不安定になります。そして、その結果、快よりも不安を生むことがあります。

価値の整合性が崩れると不快が生まれる

 脳は「価値の一貫性」を好みます。そして、おまけが本体と合わないと、脳は整合性の崩れを不快として処理します。

心を軽くするための対処法

 以上の内容からおまけでモヤっとするのは自然な反応です。 ここでは、違和感を減らす方法を紹介します。

おまけを“返報性の負債”として扱わない

 「これは店のサービス」と割り切ります。これにより、 返報性の負荷が減らすことができます。

おまけの価値を“ゼロ”として扱う

 価値をゼロに設定すると、 本体の価値が下がることを防げます。

いらないおまけは“誰かに譲る”

 認知的不協和を解消する最も簡単な方法です。そのために、そのおまけを誰かに譲ります。

まとめ

内容の整理

 ここまで、おまけをもらったのに嬉しくない理由について、返報性の法則認知的不協和価値の再評価、脳でのおまけの違和感、対処法などについて説明しました。まず、その理由について、返報性の法則認知的不協和価値の再評価を説明しました。次に、脳科学的に見る「おまけの違和感」について、予測外の好意はストレスになる価値の整合性が崩れると不快が生まれるを説明しました。最後に、対処法として、おまけを“返報性の負債”として扱わないおまけの価値を“ゼロ”として扱ういらないおまけは“誰かに譲る”を説明しました。

 まず、おまけをもらって損した気分になるのは、 あなたの性格の問題ではありませんでした。つまり、脳が以下の3つの反応をしているからでした。それは、返報性の法則による“負債感”、認知的不協和による“価値のズレ”、価値の再評価による“本体価値の低下”です。そして、これらが重なることで、 「おまけ=得」のはずなのに、「損した気分」が生まれます。そこで、大切なのは、この違和感を否定することではありません。脳の仕組みを理解して、自分の感情を扱いやすくすることです。そして、その理解が、買い物のストレスを減らし、より納得感のある選択につながります。

まとめ

 私が、おまけをもらった時、次もこの店を選ばないといけない?何か期待されている?などと感じてしまっていました。加えて、物によっては、他の人に譲ったりしていました。これらの内容に基づいて、行動していました部分があることに驚きがありました。そう言えば、おまけ付きということをあらかじめ知っているものについては、得をした、損をした、違和感など感じたことがないような気がします。つまり、「事前に知っているおまけ」と「突発のおまけ」では受け取り方が異なるような気がしました。

 

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