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なぜ電話が鳴ると緊張するのか?:心理学

心理
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 スマホが鳴った瞬間、胸がドキッとしたり、なぜか緊張してしまいます。また、会社などで電話を取らないといけない場合、電話が鳴ると緊張します。そして、会社の電話などでは、電話が取れない人もいます。

 そして、メールやチャットよりも、電話だけが「急に不安になる」「出るのが怖い」と感じる人は少なくありません。しかし、この反応には、電話というコミュニケーション形式が持つ心理的特徴が深く関係しているようです。そこで、なぜ電話は緊張を引き起こすのか、電話特有の心理的ストレスということが気になりました。

 そこで、今回のブログでは、なぜ電話が鳴ると緊張するのかに注目することにしました。そして、電話が鳴ると緊張をしてしまう理由、電話が苦手な人に共通する心理的特徴、電話の緊張を和らげる対処法について調べましたので以下に説明します。

電話が鳴ると緊張してしまう

緊張するのは「突然の刺激」に脳が反応するから

 電話の着信音は、日常の中で突然鳴る“予測不能な刺激”です。また、予測できない刺激は脳の警戒システム(扁桃体)を強く刺激し、瞬間的な緊張を引き起こします。

突然の音は「脅威」として処理される

 脳は、突然の大きな音を危険信号として処理する傾向があります。また、そのため、以下のような反応が起こります。そして、これは生存本能に近い反応で、誰にでも起こる自然な現象です。

  • 心拍数が上がる
  • 呼吸が浅くなる
  • 身体が固まる

電話は「相手が見えない」ため不安が強くなる

 電話は、相手の表情・雰囲気・状況が見えません。そして、非言語情報が欠けると 脳は不確実性を強く感じるとされています。

見えない相手は「予測できない存在」

 人は予測できないものに対して不安を感じます。そして、電話では、以下のようなものが見えません。そのため、脳が「危険かもしれない」と判断しやすくなります。

  • 相手の機嫌
  • 話したい内容
  • 緊急度
  • 感情
メールやチャットより電話が怖い理由
  • メール → 自分のタイミングで読める
  • チャット → 相手の反応が見える
  • 電話 → 相手の情報がほぼゼロ

 つまり、この「情報の少なさ」が不安を増幅します。

電話は「即時対応」を求められるためプレッシャーが強い

 電話は、受けた瞬間に対応が必要です。そして、即時対応は 認知負荷(脳の負担)を高めるため、緊張を引き起こします。

考える時間がない

 電話は、「今すぐ答えなければならない」というプレッシャーがあります。そして、この状況は、脳にとってストレスです。

間違えられないという不安

 そのため、リアルタイムの会話なので、間違えらあれないという不安がでます。そこで、言い間違えたらどうしよう、うまく返せなかったらどうしようなど不安が強くなります。

共通する心理的特徴:電話が苦手な人

 電話が鳴ると緊張しやすい人には、いくつかの共通点があります。

  1. 完璧主義
     「失敗したくない」という気持ちが強い人は、即時対応の電話が苦手です。
  2. 相手の感情を気にしやすい
     相手の表情が見えないため、感情を読み取れないことがストレスになります。
  3. 想像力が強い
     「悪いことが起きるかも」と想像してしまい、緊張が増幅します。
  4. 過去に電話で嫌な経験がある
     脳は過去の経験を学習し、同じ状況で緊張を再現します。

電話の緊張を和らげる対処法

 緊張は、いくつかの方法で軽減できます。

  1. 着信音を変える
     突然の刺激を弱めます。そして、これにより、扁桃体の反応が減ります。
  2. 出る前に深呼吸
     呼吸を整えます。すると、緊張反応が弱まります。
  3. 事前に「話す内容のテンプレ」を作る
     即時対応の負担が減ります。そのため、安心感が増します。
  4. 電話の回数を少しずつ増やす
     暴露療法のように、慣れることで緊張が減ります。
  5. 出られないときは折り返しでOK
     「すぐ出なければならない」という思い込みを手放します。そして、それだけで、緊張が大きく減ります。

まとめ

 ここまで、電話が鳴ると緊張をしてしまう理由、電話が苦手な人に共通する心理的特徴、電話の緊張を和らげる心理学的対処法について説明しました。まず、電話が鳴ると緊張をしてしまう理由について、「突然の刺激」に脳が反応するから「相手が見えない」ため不安が強くなる「即時対応」を求められるためプレッシャーが強いを説明しました。つぎに、電話が苦手な人に共通する心理的特徴について、4つの共通点を説明しました。最後に、電話の緊張を和らげる対処法について、5つの例を説明しました。

 まず、単に気が弱いという理由ではありませんでした。そして、電話が鳴ると緊張するのは、

  • 突然の刺激
  • 相手が見えない不安
  • 即時対応のプレッシャー
  • 過去の経験             といった心理的要因が重なっているためでした。

 そのため、これは「電話という形式が持つ特性」であり、決して弱さではありませんでした。そのため、緊張の仕組みを理解し、少しずつ対処法を取り入れます。そうすることで、電話へのストレスは、なくならないかもしれませんが軽減できると考えられます。

 私の周りに電話がものすごく苦手な人がいました。また、その人の性格が、共通する心理的特徴の項目で挙げた、「電話が苦手な人に共通する心理的特徴」に一致していました。そのため、なるほどと納得する部分が多々ありました。また、挙げた心理的特徴でも、どの項目が強く該当するなど人によって異なるような気がしました。

 

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