備蓄米の放出関係のニュースで、族議員という言葉が出てきました。これまで聞き流していたのですがここで調べてみることにしました。なんとなくダークなイメージを持っていますが・・・
族議員の意味を調べてみると次のように書かれていました。族議員とは、特定の政策分野において、深い知識と経験を持ち、業界団体や関連省庁との強い結びつきを持つ国会議員を指す俗称です。しかしながら、これだけでは漠然としていてよくわかりません。もともと殆ど知らないので調べたことを中心に記載します。
主な特徴は
特定の政策分野への専門性
農林族(農業・林業)、建設族(建設・公共事業)、商工族(商業・工業)、文教族(教育・文化)などがあります。そして、それぞれの議員が特定の政策分野に特化し、法案作成、予算編成、政策立案に大きな影響力を持つことが多いです。
業界団体との密接な関係
関連する業界団体からの献金や票の支持を受ける。その代わりに、業界の陳情を政策に反映させたり、業界に有利な制度や予算獲得に尽力したりします。(業界団体の例:農協、建設業協会など)
省庁との連携と影響力
関連省庁の幹部との頻繁な意見交換や非公式な協議を通じて、政策形成過程に深く関与します。そして、省庁の人事や予算にも影響力を持つことがあります。
長期的な議員活動と経験
多くの場合、当選回数を重ねたベテラン議員が族議員として影響力を持つようになります。それは、長年の議員活動を通じて、その分野に関する人脈やノウハウを蓄積してきたことによります。
農林関係の農林族、建設関係の建設族は聞いたことがありました。しかし、商工族や文教族は初めて聞いたような気がしました。また、族議員に対してダークなイメージがあるのは、「業界団体との密接な関係」が強い印象に残っているからのような気がします。
族議員が注目される理由について
政策決定への影響力
特定分野の政策決定において、彼らの意見が強く反映される。それゆえ、その政策の方向性を大きく左右することがあります。
利権構造との関連
業界団体との結びつきが強いため、時に利権や不正の温床になるとして批判されることもあります。
特定の地域や業界の利益代弁
族議員は、特定の地域や業界の利益を強く代弁する傾向がある。それゆえ、全国民的な視点からの政策決定が難しくなるという批判もあります。
このように、族議員は日本の政策決定過程において、良くも悪くも大きな役割を果たす存在として認識されています。
これだけでは族議員がグレートは言えない
族議員の主な特徴として、特定の政策分野への専門性、業界団体との密接な関係、省庁との連携と影響力、長期的な議員活動と経験がある。
特定の政策分野への専門性について
国会議員の全ての方に専門性がなかったら困ってしまうのである程度専門性は持っていてほしい。それは、一定数の国会議員の方は、いろいろな分野で専門性があって欲しいです。すべての国会議員の方が素人であったら、官僚の言われるがままになってしまう。そのためある程度の専門性はあった方が良いような気がします。多様性があったほうが良いと思います。
業界団体との密接な関係
業界団体との密接な関係がグレーが印象をもたらしているような気がします。つまり、この部分が、「利権構造」や「特定の地域や業界の利益代弁」をもたらしている感覚があります。特定地域や業界の利益となる答弁で、「選挙時には投票して下さい」であれば不快に感じます。
国会議員が選挙によって公平に決められているという感覚があります。しかし、特定の業界団体からの投票でほぼ当選しているとすれば、なんか違うのではないか?という感覚になります。
省庁との連携と影響力 長期的な議員活動と経験
「省庁との連携と影響力」と「長期的な議員活動と経験」という内容であれば良いと思います。しかし、特定の地域や業界の利益代弁で獲得した議席によるものであれば、これは違うと思います。
まとめ
結局、「族議員」という名前だけでは判断できないような気もします。「族議員」定義のどの項目にどれだけ該当しているのかが問題のような気がします。もし、特定の地域や業界と癒着がメインだとしたら、グレーと言う感覚は間違っていないかも知れない。しかし、族議員の実態は殆ど知らないので俯瞰で客観的に見るようにしようと思います。また、族議員というひとくくりというよりは、その人がどんなことを言っているかに耳を貸すようにしたほうが良いような気がしました。
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