なんとなく授業や講演会などで時間を長く感じる時はつまらない時である。そして、楽しい時は時間を短く感じるという感覚はあります。しかし、つまらないと苦痛に感じ、楽しいとあっという間に過ぎるそれぐらいの感覚でした。そこで、この状態を詳しく調べてみることにしました。以下にその結果を説明します。
時間を長く感じる理由
- 興味関心の欠如:授業の内容に興味が持てなく、授業が退屈だと感じる。また、講演の内容が思っていたものと違うものだった。このような場合には、時間が長く感じられます。
- 不快な気持ち:授業の進め方が合わない、先生が一人で喋っているみたいなどストレスを感じる。また、内容が難しすぎる、授業のスピードが早すぎるなどと授業に置いていかれていると感じる。このような場合には、時間が長く感じられることがあります。
- 集中力の低下:長時間同じ教室や会場で着席していて集中力が途切れることがあります。このような状態では、時間があまり進んでいないように感じられます。
- 時計を見る回数:興味がない、不快な気持ちでは授業が早く終わらないか感じてしまいます。そして、時計を何度も見てしまうと、余計に時間が長く感じてしまいます。
このように、興味の持てない授業や講演を受け身で聞いたり受講していると飽きが生じます。そして、早く終わってほしい…という気持ちがでます。その結果として、時計を見る回数が増えることになります。そして、「まだ3分しかたっていないの?」と思い込んで、時間の流れが遅く感じます。
時間が短く感じる理由
- 興味関心の高さ:講演、授業内容が面白いと感じます。また、この内容が自分にとって有益だと感じます。このような状況では、あっという間に時間が過ぎることがあります。
- 主体的な思考:講演、授業内容について自分で考える。また、主体的に考え活動する。このような時は、集中しているため短く感じられます。
- 集中している状態:授業や講演に深く没入します。そのような状況では、時間の経過を意識しないため、短く感じられます。
- 活動が活発な授業:先生が一方的に話すだけでなく、生徒が積極的に参加する。このような活動的な授業や講演では飽きることにはなりません。そのために時間を短く感じられることがあります。
このように時間が早く経過する授業や講演は、集中したり、一生懸命考えたりしています。そのため、時間経過を気にしなくなり時計を見る回数が少なくなると考えられます。そして、「もう30分も経ったの?」などと思い、時間が短く感じるようになります。このように能動的な行動が時間を短く感じさせているようです。
学校の授業時間について
- 集中を持続させるための時間設定:1コマの授業時間は、集中力を持続させるための適切な時間として文部科学省が設定しています。
- 学力維持と集中力のバランス:授業時間が長すぎると集中力が続きません。逆に、短すぎると内容を十分に伝えきれません。そのため、授業時間はバランスが取られています。
このように生徒が集中を持続できる時間から授業時間が決められています。そのため、小学校、中学校、高校、大学というように大きくなるにしたがって授業時間が長くなっています。
時間は気分次第で早くも遅くもなる
ここまで書きましたように時間が遅く感じるか早く感じるかは自分次第です。そして、特に好きなことをしているときほど早く、つまらないときほど遅く感じます。これは、授業や講演も同じです。つまり、大事なのは自分で考えることです。板書をただ写すだけのような受け身での授業への参加ではありません。授業内容が、なぜそうなるのか、そうなったのかを考える能動的、興味をもって授業に参加します。そうすることで時間は早く経過します。
まとめ
ここまで授業、講演を長く感じる要因と短く感じるの要因を説明してきました。それは、想定通りつまらない時には時間を長く感じ、面白い時には短く感じるというものでした。ただし、これをわかった上で行動すると時間を短く、苦痛を和らげることができるかもしれません。そして、相手が時計を見る回数が多いと退屈していると把握することができます。
つまり、授業や講義は基本的に受け身です。そして、自分が主体的にする作業とは異なります。そのため、基本的には時間を長く感じやすいものになります。その中から興味を持てないものをどうするかということになります。しかし、興味を持てないものは持てないので割り切ってあきらめるというのも手です。
そして、諦めることができないものについては、授業や講演での内容をそのままメモする、ノートするのではなく、自分の知っている情報や感覚や調べておくことなどを同時にすることです。つまり、授業や講演の基本的には受け身の状態に、能動的な行動を追加することです。しかし、興味を持てることや効果的に能動的になれる行動などは、個人個人に異なります。そのため、自分で探りながら改善することが重要な気がします。


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