PR

蚊に刺されやすい人?

科学
スポンサーリンク

 蚊に刺されやすい人はいるのでしょうか?という話を聞きます。しかし、すでにこの段階でありますと言いたいです。それは、私自身が蚊に刺されやすいからです。数人いても私だけが蚊に刺されたということが多々ありました。ただ、なぜ蚊に刺されやすいかについてわからないまま放置していました。なんとなく気になったので今回調べることにしました。

蚊に刺されやす人

 科学的な研究によって、いくつかの要因が蚊に引き寄せられやすい人とそうでない人を分けていることが分かってきているみたいです。また、一般的に蚊に刺されやすい人は以下のような特徴を持つ人と言われています。

呼気中の二酸化炭素(CO2)量が多い人

  • メカニズム: 蚊は、人間が吐き出す二酸化炭素を感知して、標的の存在を認識します。特に、メスの蚊は産卵のために吸血が必要です。そのため、効率よく吸血源を見つけるために二酸化炭素を追跡します。
  • 該当する人:
    • 呼吸量が多い人: 運動後や、激しい呼吸をする人。
    • 体格の大きい人: 基礎代謝量が多く、より多くの二酸化炭素を排出する傾向があります。
    • 飲酒している人: アルコール摂取は呼吸を速め、二酸化炭素の排出量を増やすことがあります。

体温が高い人

  • メカニズム: 蚊は熱を感知する能力を持っており、体温の高い生き物に引き寄せられます。
  • 該当する人:
    • 運動後の人: 体が温まっているため。
    • お風呂上がりの人: 同様に体温が上昇しているため。
    • 基礎体温が高い人: 平常時でも体温が高めの傾向がある人。
    • 子供や妊婦: 一般的に体温が大人よりも高めであるとされています。妊婦は基礎体温が高く、代謝も活発になるため、特に刺されやすいと言われています。

汗をかきやすい人、汗の成分

  • メカニズム: 汗に含まれる特定の成分(乳酸、アンモニア、脂肪酸など)や、汗を分解する皮膚常在菌が作り出す物質が蚊を引き寄せると考えられています。また、汗によって発生する湿度も蚊にとって魅力的な要素です。
  • 該当する人:
    • 汗っかきな人:
    • 特定の皮膚常在菌を持っている人: 個人差があり、全ての汗が蚊を引き寄せるわけではありません。

足の常在菌のバランス

  • メカニズム: 足の裏には多くの常在菌が存在します。そして、これらの菌が汗や皮脂を分解する際に生成される匂い物質があります。これが、蚊、特にアカイエカやヒトスジシマカといった身近な蚊を引き寄せることが研究で示されています。
    • 足の匂いが強い人は、特定の常在菌が活発に活動している可能性があります。そして、それが蚊にとって魅力的な匂いになっていることがあります。
  • 該当する人:
    • 足の匂いが気になる人: 清潔にしていても、特定の菌のバランスによって匂いが生じることがあります。
    • 靴や靴下を長時間履いている人: 蒸れて菌が繁殖しやすい環境になる可能性があります。

血液型(特定の研究結果)

  • メカニズム: 一部の研究では、O型の人が蚊に刺されやすいという報告があります。これは、血液型を決定する物質(分泌型抗原)が汗と一緒に分泌されます。そして、蚊がそれを感知している可能性があるという仮説があります。ただし、この点についてはまだ研究途上であり、確固たる科学的根拠が確立されているわけではありません。

服装の色

  • メカニズム: 蚊は視覚でも標的を認識します。特に、黒や紺などの濃い色の服装は、蚊にとって目立ちやすく、熱を吸収しやすい色であるため、刺されやすい傾向があると言われています。

整理

 これらの要因は単独で作用するだけでなく、複合的に影響し合っていると考えられます。例えば、運動をして二酸化炭素排出量が増え、体温が上がり、汗をかく人は、蚊にとって非常に魅力的なターゲットとなる可能性が高いと考えられます。

 蚊に刺されやすいと感じる場合は、これらの要因を意識して対策をすると良いかもしれません。例えば、二酸化炭素排出量を抑えるために激しい運動を避ける、汗をこまめに拭く、足元を清潔に保つ、明るい色の服を選ぶなどの方法が考えられます。

まとめ

 蚊の刺されやすい人はいるようです。また、要因は色々あげられていました。私が思い出したのは、呼気中の二酸化炭素量が多い人、体温が高い人、汗をかきやすい人ということを言われたような気がします。

 ただし、私が蚊に刺されやすい人であってもそれよりもっと蚊に刺されやすい人がいると私は蚊に刺されない状況が出るのかなあという思いが出ました。

コメント