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他人の評価を上手に活用する方法

心理
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 以前のブログの「なぜ人は他人の評価に弱いのか?」で他人の評価に弱くなる要因について説明しました。しかし、その後の対応に対する展開はありませんでした。そこで、今回はその続編として、評価に振り回されないで、自分の成長に役立てるために、「他人の評価を上手に活用する方法」について説明します。

 評価の「温度」を見極める

 他人の評価には、熱い意見(強い感情や主観に基づくもの)と、冷静な意見(具体的で事実に基づくもの)があります。

  • 熱い評価 → 一時的な感情や好みで左右されやすい
  • 冷静な評価 → 改善や成長につながる情報を含みやすい

ポイント:まず、その評価が「感情寄り」か「事実寄り」かを判断します。そして、必要以上に感情的な言葉は引きずらないようにします。

自分の価値観フィルターを通す

 評価はあくまで「相手の物差し」による採点です。そのため、自分の価値観や目標に沿って受け取ることが重要です。例えば、あなたが「丁寧さ」を大事にしている事への評価だったとします。それに対し、「遅い」評価が下された場合、丁寧にやった結果なら価値があると考えます。そして、「挑戦」を大事にしている場合、「無謀だ」という評価でも、それはマイナスではなく挑戦の証と捉えます。

ネガティブ評価を「質問」に変換する

 批判的な評価をそのまま受け止めると、心が重くなります。そこで、次にような変換をする方法があります。例えば、「やり方が雑だね」と評価された場合について質問に変換します。そこで、評価者に対して、「どこを直せばもっと丁寧に見えようになりますか?」という質問をします。すると、「質問」に変えることで、評価はダメージではなく改善のヒントにすることができます。

評価は「材料のひとつ」と割り切る

 1つの評価だけで方向を決めるのは危険です。ここで、料理のレシピに例えてみます。まず、その評価は「スパイスのひとつ」にすぎないと考えます。そして、複数の人の意見を聞き、全体のバランスを見て判断することを考えます。

評価を成長の記録として残す

 日記やメモアプリに、受けた評価やフィードバックを書き留めておくのも効果的です。そして、後から振り返ると、「以前よりもこういう評価が増えた」という成長の証にもなります。

内容の整理

 他人の評価は、正しく使えば成長の加速装置になります。ここに、「他人の評価」と向き合い、上手に活用するための方法を整理します。

  1. 感情と事実を見分ける
  2. 自分の価値観でフィルタリングする
  3. ネガティブを質問に変える
  4. 材料のひとつとして扱う
  5. 成長の記録に活用する

まとめ

 今回、「他人の評価」を上手に活用する方法について説明しました。まず、評価内容を客観的に分析する。そして、冷静に自分の価値観のフィルターを通してみる。その中で処理に困った場合は、評価者に対して質問にして助言を求める。1つの評価はあくまでも1つであり、他の評価を求めることも必要と考える。そして、評価を記録し、自分の成長を確認することができるようにするというものでした。このように行動するためには自分が冷静で客観的でいることが必要だと考えられます。

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