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咀嚼音が無理な人とASMRが好きな人では何が違う?

心理
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 他人の咀嚼音やペンのカチカチ音に、思わずイラッとした経験はありませんか?また、私がそう感じていたため、以前のブログ「なぜ他人の『咀嚼音』や『ペンのカチカチ音』に殺意を覚えるのか? ミソフォニアの心理」というものを書きました。

 そして、書いている最中にAMSRがバズっていることが気になりました。つまり、カチカチ音には殺意のようなイライラを感じます。しかし、一方で、YouTubeには「咀嚼音ASMR」「タッピング音」「カチカチ音」といった動画が何百万再生もされています。そこで、同じ音なのに、なぜここまで反応が分かれるのかという疑問が生まれました。そして、この“矛盾”には、脳の仕組みと心理の深い関係が隠れているようです。そして、今回は、この脳の仕組みと心理の関係をテーマにすることにしました。

 このブログでは、同じ咀嚼音なのにイライラとバズる異なる心理になる要因について調べましたので以下に説明します。

咀嚼音ASMRで異なる心理

「嫌悪」と「快感」は、脳の“別ルート”で処理される

 咀嚼音やカチカチ音は、脳のどの回路が反応するかによって変わります。つまり、「殺意レベルの怒り」になることも「心地よい快感」になることもあります。つまり、音そのものが問題なのではなく、脳がどの回路で処理するかが違うだけです。

  • 嫌悪ルート → 扁桃体(怒り・恐怖)
  • 快感ルート → 報酬系(リラックス・安心)

嫌悪ルート:ミソフォニア的反応

 咀嚼音やカチカチ音が無理な人は、脳の感覚フィルターが弱く扁桃体が過剰反応しやすいです。

  • 予測できない
  • リズムが不規則
  • 自分で止められない
  • 他人の存在を強く感じる

 そして、こうした特徴が、脳に「危険」「不快」と判断させてしまいます。その結果、怒り・嫌悪・逃避衝動が一気に高まります。

快感ルート:ASMR的反応

 一方、ASMRを心地よく感じる人は、音が脳の報酬系を刺激し、安心リラックス心地よさ眠気といった反応が起きます。そして、ASMRは、「自分がコントロールできる音」として聞きます。そのため、扁桃体が反応しにくくなります。さらに、

  • イヤホンで聞く
  • 自分の意思で再生する
  • 心地よい音だけを選べる
    という“安全な環境”が、快感を増幅させます。

「他人の音は無理なのに、ASMRは好き」という人も多い

 実はこの矛盾は普通です。理由はシンプルで、「他人の咀嚼音」=侵入してくる音で、「ASMR」=自分で選んだ音です。つまり、脳は“コントロールできるかどうか”で快・不快が大きく変わります。

過去の経験・性格・HSP気質も影響する

  • HSP(繊細気質)
  • 不安傾向
  • 過去のストレス経験
  • 完璧主義
  • 他人の気配に敏感

 こうした要素があると、他人の咀嚼音は“侵入刺激”として強く感じられやすくなります。逆に、ASMRは“自分のペースで聞ける安心刺激”なので、快感につながりやすくなります。

咀嚼音の脳での処理:「嫌悪」と「快感」違い

他人の音は「侵入刺激」

 まず、他人の咀嚼音やカチカチ音が無理な理由は、脳がその音を 「自分の領域に勝手に入ってくる刺激」 として処理するからです。

  • 自分で止められない
  • 予測できない
  • リズムが不規則
  • 他人の存在を強く感じる

 こうした特徴が揃うと、脳の 扁桃体(怒り・恐怖の中枢) が反応します。そして、「危険」「不快」と判断します。その結果、怒り・嫌悪・逃避衝動 が一気に高まります。また、これはミソフォニア(音嫌悪症)に近い反応で、性格ではなく 脳の反応パターン です。

ASMRは「安全刺激」

 一方、ASMRが心地よく感じられるのは、脳がその音を 「安全でコントロール可能な刺激」 として処理するからです。ASMRは、以下のような特徴があります。

  • 自分で再生する
  • 自分で音量を決める
  • 自分の好きな音だけ選べる
  • イヤホンで“自分の世界”に閉じこもれる

 そのため、脳は「自分で選んだ音」には扁桃体は反しません。そして、その代わりに 報酬系(快感・安心の回路) を働かせます。その結果、心地よさ安心感眠気リラックスといった反応が生まれます。つまり、同じ咀嚼音でも、脳が通すルートが違うだけということになります。

“他人の音”と“ASMRの音”は、脳にとって別物

 ここが最も重要なポイントです。以下に明確な相違点を示します。つまり、音そのものではなく、脳がその音をどう意味づけるか が違います。そのため、咀嚼音は無理だけどASMRは好きという矛盾は、実はとても自然なことになります。

  • 他人の咀嚼音
       →    侵入刺激
       →    扁桃体が反応
       →    怒り・嫌悪・ストレス
  • ASMRの咀嚼音
       →    安全刺激
       →    報酬系が反応
       →    快感・安心・リラックス

まとめ

 ここまでこのブログでは、同じ咀嚼音でイライラとバズる異なる要因について説明しました。まず、同じような音で何が違うかについて、「嫌悪」と「快感」は、脳の“別ルート”で処理される嫌悪ルート:ミソフォニア的反応快感ルート:ASMR的反応「他人の音は無理なのに、ASMRは好き」という人も多い過去の経験・性格・HSP気質も影響するを説明しました。次に、咀嚼音の脳での処理について、他人の音は「侵入刺激」ASMRは「安全刺激」“他人の音”と“ASMRの音”は、脳にとって別物を説明しました。

 同じ音でも、受け取り方によって次のような、まったく逆の反応が起きます。

  • 脳が危険と判断すれば「殺意」
  • 脳が安心と判断すれば「快感」

 そして、これは矛盾ではなく、脳が状況に応じて違う回路を使っているだけでした。そのため、咀嚼音は無理だけどASMRは好きというのは、ひとによっては自然なことでした。大きな部分では、自分主体で聞いているか否か、いつでも聞くのをやめられるかがあります。そして、その音にそもそも抵抗がないかが大きいような気がしました。つまり、HSP気質のある場合は、自分から聞くことを考えません。そして、これらの要素が絡み合っているようなことを感じ取ることができました。

 

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