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眠気と天気は関係あるの?

科学
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 なんだか暖かくぽかぽかした時に眠気が出て来るような気がします。また、気圧と頭痛の関係を以前のブログ「この頭痛は気圧が原因なの?」で調べました。このあたりが関係しているのかどうかについても調べてみようと思います。

天候との関係

 眠気と天気には密接な関係があることが知られているようです。特に、気圧の変化に大きな影響を受けているようです。なんだか頭痛と同じような要因です。また、ものすごく寒い時やものすごく暑い時は眠気が出にくいような気がするので、天候と関係はありそうです。

低気圧と眠気(雨の日や曇りの日)

自律神経のバランスの変化

 低気圧の日は、私たちの体を休息モードにする「副交感神経」が優位になりやすいと言われています。これにより、体がリラックス状態になり、日中でも眠気やだるさを感じやすくなります。

酸素濃度の低下

 気圧が低いと、空気中の酸素濃度がわずかに低下すると言われています。体内に取り込まれる酸素の量が減少すると、脳の働きが鈍くなります。これにより、集中力の低下やだるさ、眠気につながることがあります。

内耳への影響

 耳の奥にある内耳は、気圧の変化を感知するセンサーの役割を果たしています。気圧が急激に変化すると、内耳にかかる圧力も変化し、リンパ液の流れが悪くなることがあります。内耳は自律神経とつながっているため、この変化が自律神経の乱れを引き起こし、眠気やめまい、頭痛などの「気象病」の症状として現れることがあります。

心理的な影響

 雨音や薄暗い空模様は、人によっては癒しや安心感をもたらします。一方で、活動的な気分を抑え、心身を休ませたいという感覚を引き起こすことがあります。これにより、普段以上に気分が落ち込んだり、不調を感じやすくなったりすることがあります。

高気圧と眠気(晴れの日)

 高気圧の日は、体を活動モードにする「交感神経」が優位になりやすいです。しかし、急激な気圧の変化があったり、気温が高すぎたりすると、自律神経が乱れて眠気や倦怠感を引き起こすことがあります。

その他

 天候による眠気や体調不良には、自律神経を整える生活習慣が有効と言われています。その生活習慣には、規則正しい生活、適度な運動、バランスの取れた食事、入浴、十分な睡眠などがあります。加えて、耳のマッサージなどが有効も場合があります。しかし、症状がひどい場合は、別の病気の可能性もあるので、医療機関に相談が必要だと思われます。

まとめ

 雨や曇の日には、副交感神経が優位になり、眠くなる要因となりやすい。これとは逆に、晴れの日も急激な気圧や気温の変化についていけなくなり眠くなる要因がある。天気としては、低気圧の場合に副交感神経が優位になり眠気をもたらしいやすい。そして、高気圧の場合には、通常、交感神経が優位であるが、急激な気圧、気温の変化に交感神経がついていけなくなり眠くなるということになります。暖かいひなたで眠くなるのは、身体が適度に温まりリラックス状態になり副交感神経が優位になる。これにより、眠くなると考えられます。

 そもそも、人類は、日が昇って活動をして、日が沈んで寝るという生活から始まっています。つまり、日が昇って活動を始め交感神経が優位になり、日が沈んで副交感神経が優位になり眠りにつく。このような生活をしていたのでこれがベースにあると考えられます。そして、日中に副交感神経が優位な状態になった時に眠たくなるように思えます。しかし、これはあくまでも全体傾向であり、眠たくなるかどうかについては、個人差があると考えられます。また、他の人が希少に影響されないのに、気象の変化に敏感な人が低気圧で頭痛になったりするからです。

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