ふと流れてきた曲を聴いた瞬間、昔の景色や人の顔、当時の気持ちまで鮮明によみがえる。また、紺のようなことをよく耳にします。例えば、テレビの歌番組で昔の曲が流れた時に。その当時のことを思い出した。このような言葉を何度か耳にしたことがあります。つまり、このような経験は誰にでもありそうなかんじです。
そして、なぜ音楽は、記憶を強く呼び起こすのでしょうか。そこには、音楽は脳の「感情」「記憶」「報酬」の領域を同時に刺激する特別な刺激ということが関係しているようです。そして、そのために、曲と記憶が強く結びつき、時間が経っても鮮明に蘇るようです。
そこで、このブログでは、音楽が記憶を呼び起こすことについて注目することにしました。そして、音楽が記憶を呼び起こす理由、日常で起こる音楽と記憶の例、音楽が記憶を強化する心理効果について調べましたので以下に説明します。
音楽が記憶を呼び起こす理由
曲を聴くと昔を思い出す現象
懐かしい曲を聴いた瞬間、以下の事柄などが一気に蘇ることがあります。
- 当時の風景
- 一緒にいた人
- 感情
- 季節の空気
そして、これは「音楽が記憶のスイッチになっている」状態です。
音楽が記憶を呼び起こす理由(心理学的要因)
① 音楽は“感情”と結びつきやすい
記憶は、感情が強いほど残りやすい性質があります。そして、音楽は感情を動かす力が強いため、当時の気持ちとセットで記憶されます。
② 青春期の記憶は特に強い
10〜20代の頃に聴いた曲は、人生の転機や感情の起伏が多い時期と重なります。そのため、記憶が強く残りやすいと言われています。
③ 音楽は「時間のカプセル」になる
曲を聴いた瞬間、脳はその曲が流れていた時期の記憶をまとめて呼び起こします。そして、まるでタイムカプセルのように、当時の情景が一気に蘇ります。
脳の中で起きていること(科学的メカニズム)
音楽を聴くと、以下に示すような脳の複数の領域が同時に活性化します。
- 扁桃体(感情)
- 海馬(記憶の保存)
- 前頭前野(思考・判断)
- 側坐核(快感・報酬)
特に、海馬と扁桃体が同時に刺激されることで、「感情を伴う記憶」が強く呼び起こされます。さらに、音楽は脳の報酬系を刺激するため、「気持ちよさ」と「記憶」が結びつき、より鮮明に蘇ります。
日常で起こる音楽と記憶の例
- 学生時代に聴いていた曲を聴くと、学校の景色が蘇る
- 失恋した時に聴いていた曲が、当時の感情を呼び起こす
- 結婚式で流れた曲が、幸せな記憶を鮮明にする
- 夏に聴いていた曲が、海や空の色を思い出させる
- ゲームやドラマの曲が、当時のシーンを思い出させる
つまり、音楽は、人生のさまざまな場面と結びついて記憶されています。
音楽が記憶を強化する心理効果
- ノスタルジア(懐かしさ)効果:
懐かしい曲は、幸福感や安心感を高めることが研究で示されています。 - 記憶の想起(リコール)効果:
音楽は、忘れていた記憶を呼び起こすトリガーになります。 - 感情調整効果:
当時の感情を思い出すことで、現在の気持ちを整理する助けになります。
まとめ
ここまで、音楽が記憶を呼び起こす理由、日常で起こる音楽と記憶の例、音楽が記憶を強化する心理効果について説明しました。まず、音楽が記憶を呼び起こす理由について、曲を聴くと昔を思い出す現象、心理学的要因、脳の中で起きていることを説明しました。つぎに、日常で起こる音楽と記憶の例について、5つの例を説明しました。最後に、音楽が記憶を強化する心理効果について、3つの効果を説明しました。
まず、曲を聴くと昔を思い出すのは、 音楽が脳の「感情」「記憶」「報酬」の領域を同時に刺激するためでした。そして、その理由には、以下の5つの内容がありました。
- 音楽は感情と結びつきやすい
- 青春期の記憶は特に強い
- 曲は時間のカプセルのように働く
- 海馬と扁桃体が同時に活性化する
- ノスタルジア効果で記憶が鮮明になる
つまり、音楽は、ただの娯楽ではなく、記憶を呼び起こす強力な心理的トリガーにもなりうることは理解できました。しかし、懐かしい曲も繰り返し聴いているとこの効果は薄れるような気がしています。そして、そこには”懐かしい”、”久しぶりに効いた”ということがキーポイントになるような気がしました。

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