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人はなぜ「物語」に熱狂する?フィクションが心に与える影響

心理
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 「鬼滅の刃」や「ハリー・ポッター」などの物語になったものが広くヒットしています。また、それは、鬼滅の刃アニメハリーポッター映画など種々の媒体のものです。そして、テレビドラマなど物語は、学校や会社などで話題に上ったりします。これらは、アニメ、映画、テレビ、小説などの本など幅広く物語性をもったものが存在しています。

 つまり、知らず知らずにいろいろな場面で物語の影響を受けているような気がします。また、そこでは自分とは無関係な架空の人物の成功に拳を握ったり、その死に絶望するほど心が動かされたりしています。そして、物語の結末に一喜一憂したりしています。また、心理学者のジェローム・ブルーナーは、物語は論理的な情報の22倍記憶に残りやすいとも述べています。つまり、情報の伝搬の手段という一面もあるようです。そして、物語を見てしまう理由は、脳の仕組みと人類の進化の歴史に隠されているとも言われています。

 このブログでは、物語の脳や心との関係について調べて、物語が現実として処理されていること、進化心理学からの生き残るための教科書、現実を生き抜くための「心の安全装置」などについて以下に説明しています。

物語の影響

脳は「物語」を現実として処理する:脳科学

 私たちが、映画やテレビなどで物語を見ている時、脳で物語が処理されています。つまり、物型にを処理している際に脳内で起きている化学反応がおきています。

  • ミラーニューロンの働き: 登場人物がピンチになると手に汗を握ることがあります。そして、これは、脳が「自分の体験」としてシミュレーションしているからです。
  • 感情を動かす化学物質:
    • ドーパミン: 謎解きや先の見えない展開へのワクワクしたときに分泌されます。
    • オキシトシン: 仲間との絆や愛のシーンで分泌される「共感」の源です。
    • コルチゾール: 敵との対峙や緊張シーンのハラハラ感の時にで分泌されます。
  • 結論: 脳にとって、優れたフィクションは「質の高い疑似体験」そのものということになります。
  • 注:
    • ミラーニューロン:相手の行動を見たときに、まるで自分がその行動をしているかのように脳内で同じ神経活動が起こる特殊な神経細胞です。
    • ドーパミン:脳内で働く重要な神経伝達物質です。そして、やる気、意欲、快楽、学習、運動調節などに関与します。そして、報酬系を活性化して快感をもたらします。
    • オキシトシン:「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、脳から分泌されるホルモンで、信頼感や共感、幸福感を高める効果があり、ストレス緩和や人間関係の形成に重要な役割を果たします。
    • コルチゾール:副腎から分泌される必須のステロイドホルモンで、「ストレスホルモン」とも呼ばれます。そして、糖代謝・タンパク質・脂質代謝の調節、抗炎症作用、免疫抑制作用などを持つ重要な物質です。

物語は「生き残るための教科書」だった:進化心理学

 火災や地震などが題材のドラマや映画もあります。そして、これらは、自分では実際に体験していないことが多く含まれています。このような、映画やドラマが教訓になることがあります。そして、首都直下地震、南海トラフ地震などの想定映像がストーリー性を持って作成されています。

  • 情報のパッケージ化: 単なる火は危ないという知識だけでは記憶に残りにくいものです。しかし、火で大怪我をした男の悲劇という物語の方が記憶に残りやすくものです。そして、記憶に残ることで生存率を高めます。
  • 社会性の学習: 集団の中で誰を信頼し、どう協力すべきかを学習します。つまり、物語を通じて「社会のルール」や「人の心の機微」を学んできた歴史があります。
  • 結論: 物語を楽しむ能力は、人類が生き残るために必要不可欠な「本能」といえます。

現実を生き抜くための「心の安全装置」:心理的効果

 映画やドラマを見てすっきりしたということがあります。つまり、物語、フィクションがメンタルに影響をしているという一面があります。

  • カタルシス(感情の浄化): 現実で抑圧された感情の悲しみや怒りがあったとします。そして、このような感情を、物語を通じて安全に放出するデトックス効果があります。
  • 意味付けの付与: 現実は理不尽で無意味なことが多くあります。しかし、物語には必ず「原因と結果(伏線と回収)」があります。そして、物語に触れることで、自分の人生にも何らかの意味があると感じられることがあります。
  • 結論: フィクションは現実逃避の道具ではありません。つまり、現実を再び歩き出すための「心のメンテナンス」の役割をしているものでもあります。

まとめ

内容の整理

 ここまでこのブログでは、脳で物語が現実として処理されていること、進化心理学からの生き残るための教科書、現実を生き抜くための「心の安全装置」について説明しました。まず、脳は「物語」を現実として処理するという部分では、ミラーニューロンの働き感情を動かす化学物質について説明しました。次に、進化心理学の「生き残るための教科書」について、情報のパッケージ化社会性の学習という点から説明しました。最後に、現実を生き抜くための「心の安全装置」について、感情の浄化意味付けの付与から説明しました。

まとめ

 映画、アニメ、小説などの物語にはいろいろな要素を含んでいました。例えば、物語を読むことは、他人の人生を生きることである。また、映画や本で心が震えた時は、「自分のフル活動している」があります。そして、登場人物に感情移入する「ミラーニューロン」の働いているなど脳が活動していました。また、映画で涙することによるカタルシス(浄化作用)による心のデトックスであったり、自分とは違う価値観に触れることで共感能力を高めたりしていました。また、同じ推し作品を持つファン同士が繋がる「コミュニティ化」の力である人とのつながり多面に影響が渡っていました。

 普段何気なく見たり、読んだりしていた物語やドラマでした。そして、単に面白そうや興味を引くというきっかけだけで物語に引き込まれていくことがありました。そして、それは本能部分で求めてるものが物語に存在していたのかもしれません。また、物語は逃避のための道具ではなく、明日を生きるためのエネルギー補給と考えた方が良いのかもしれません。そして、思っていたより重要な役割を果たしているのかもしれません。ただし、十分に利用できていないような気がします。

 

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